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枚岡神社献茶

 大正10年(1921)5月15日、聿斎は枚岡神社(東大阪市)において官幣大社御列格五十年祭の奉祝献茶祭で、同神社の御祭神四柱に濃茶・薄茶をそれぞれ四服ずつ点てている。そして献茶終了後、社務所で拝服席、梅園で野点による副席ががもたれた。官幣大社御列格五十年祭は明治4年(1871)に同社が官幣大社に列して五十年を記念して斎行された祭である。

当時の同社の社務日誌によると、


午前十時ヨリ大阪官休庵木津宗一氏ヨリ献茶、午後一時ヨリ社務所ニテ拝服、参拝者多数、梅園亭□ニテ野立(点)アリ、拝服者多シ、午後五時余リ終了ス


同日誌の3月23日に聿斎は献茶の打ち合わせと実地視察、道具の点検のために同社に赴いている。そして5月16日に聿斎は拝服席の道具の片付けに同社を訪れ、荷車で道具一式を大阪に運んでいる。















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