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聿斎宗泉丁卯歳試筆

3代聿斎宗泉の丁卯歳の試筆です。この年は昭和2年(1927)にあたり、兎の絵を自ら描き、

治れる御代は風さへ静なり 

海ばら遠く波たゝずして

春の海兎のどかに遊らし

と色紙に泰平の御代を寿ぐ和歌と発句をそれぞれ認めています。

またもう一幅は、

開動明眎妙

と兎が目をしっかり見開き、物事をしっかり物事を見ている様が優れていると讃えています。


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