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3月13日 稽古場の床
3代聿斎宗泉の竹画讃を掛け、安南染付花入にクリスマスローズを入れました。 そのかけかおらか世界や雀の子 露真 (印) 取り合わせの良いもの、調和して絵になるものとして松に鶴、梅に鴬などがあります。竹に雀もそのひとつです。...

木津宗詮
2024年3月17日読了時間: 1分


友斎焼黒茶碗「鉢たゝき」
縁があって初代松斎宗詮の銘になる友斎焼黒茶碗「鉢たゝき」が手元にやってきました。早速、本日の自宅の納会で用いました。 友斎焼は、初代松斎宗詮の門人日野(滋賀県)の正野猪五郎(しょうのいいごろう)が自邸の庭に窯を築き、松斎の指導を受けて作陶した焼物です。...

木津宗詮
2023年12月30日読了時間: 1分


12月24日 稽古場の床
年内最後の稽古です。東京の稽古場の床に幕末の大徳寺の拙叟和尚の「無事日月長」を掛けました。床柱に粉引瓢花入に侘助と臘梅です。拙叟お相は木津家二代得浅斎の参禅の師にあたり、わが家とはは格別縁の深い方です。 茶の湯では一年の終わりに「今年も平穏に無事に終えることができた」という...

木津宗詮
2023年12月25日読了時間: 1分


11月4日 稽古場の床
東京の稽古場の炉開きです。床は大徳寺大綱和尚筆一行「めでたくかしく」を掛け、前に北野天満宮献茶道具の茶壷の控えを飾りました。床柱に竹一重切花入に西王母椿と照葉。 明治14年に武者小路千家11代家元一指斎が北野天満宮で初めて献茶を奉仕しました。その際に大阪の社中で木津家2代得...

木津宗詮
2023年11月4日読了時間: 1分


跡見花蹊と得浅斎の交流
『跡見花蹊日記』には、茶の湯以外での花蹊と得浅斎との交流が多く認められている。文久元年(一八六一)の六月十五日の項には、次のような記述がある。 私、木津さまへ参り、お千枝さまの舞ノ地 致し、暫遊んで帰り候 お千枝とは明治十二年(一八七九)に亡くなった遊心と考えられる。この日...

木津宗詮
2023年8月27日読了時間: 8分


琴ノ浦 温山荘園(ことのうら おんざんそうえん)
明治時代から昭和前期の実業家新田長次郎の和歌山県海南市の別邸です。この別邸は新田の郷里、松山藩旧藩主久松定謨伯爵来阪の際の迎賓館兼新田家別荘として建造されました。また、久松伯爵の他に伏見宮文秀女王、桂太郎、清浦金吾、東郷平八郎、秋山好古などの皇族、華族が訪れています。...

木津宗詮
2023年8月10日読了時間: 4分


8月2日 稽古場の床
昨夜の稽古の床は平瀬露香筆になる短冊「夏月易明」。花は時計草を瓢籠にいれました。 夏月易明 うたゝねに其すゝしさをみる程も 月におくれて覚る夢哉 貞英 夏の月が涼しい光を放ちます。夏の夜は短く、うたた寝をしている間に夜が明けてしまい、あっという間に夢から覚めてしまいます。...

木津宗詮
2023年8月3日読了時間: 4分


7月1日 稽古場の床
宙宝和尚の沢庵和尚白紙賛写です。床柱に紫陽花と蛍袋を蛇籠に入れて掛けました。 軽々白羽過蘆花 是鶴耶鴎耶鷺耶 楮国乾坤象王背 普賢世界布銀砂 沢庵和尚白紙賛 竜宝山頭松月野叟応木津宗詮老求書(印) 軽々たる白羽蘆花を過ぎ 是れ鶴や鴎や鷺や 楮国乾坤象王の背...

木津宗詮
2023年7月1日読了時間: 1分
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