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11月8日 稽古場の床
本日の祇園稽古場の床は、香川景樹の紅葉二首詠草です。 十月十九日東福寺に もうてる道にて客 よりみせる二首の題 景樹 紅葉所々 もみち葉は野にも山にも 盛にてまつ散ものは 心なりけり ゝゝ欲散 紅葉はゝ風のわたるも あやふきを天にかよへる 橋の名もうし...

木津宗詮
2023年11月8日読了時間: 1分


10月23日 稽古場の床1
本日は旧暦9月9日重陽です。重陽は菊の節句として菊の着せ綿や、菊酒などで一般的です。 重陽では登高(とうこう)という厄払いも行われました。登高とは重陽の日に山に登って災厄をはらう行事をいいます。そのはじめは中国清代に書かれた北京の年中行事を記した『燕京歳時記』に、...

木津宗詮
2023年10月30日読了時間: 3分


10月24日 稽古場の床
三重県の某団体の職員の稽古でした。床に大綱宗彦の白紙賛。前に秋明菊と時鳥を萩焼の花入に入れ、書院に紙釜敷に砧香合を飾りました。 したしきも うとく 成ゆく 人の世に 月はいくよの 秋も かはらし 大綱 いくら親しくても、歳月やおかれている立場により人は疎遠になります。これも...

木津宗詮
2023年10月30日読了時間: 1分


10月22日 稽古場の床
本日の掛物は、松平不昧公の賛になる狩野伊川院の槙立山を掛けました。名残ということで宗全籠に秋草種々をいれました。 淋しさハその色としも なかりけり槙立山の 秋の夕くれ(印) この歌の作者寂蓮は。淋しさというのは特にその色で感じるわけではなく、槙が立つ山の秋の夕暮れに感じると...

木津宗詮
2023年10月23日読了時間: 2分


10月23日 稽古場の床
本日は旧暦9月9日重陽です。重陽は菊の節句として菊の着せ綿や、菊酒などで一般的です。 重陽では登高(とうこう)という厄払いも行われました。登高とは重陽の日に山に登って災厄をはらう行事をいいます。そのはじめは中国清代に書かれた北京の年中行事を記した『燕京歳時記』に、...

木津宗詮
2023年10月23日読了時間: 3分


10月18日 稽古場の床
本日の稽古の床は、深草の元政の詠草です。花は高砂芙蓉と秋明菊、段菊、萩、薮茗荷、水引草、苅萱を魚籠に入れました。 元政 朽はてねなをおりおりに問人の こころにかゝるたにの柴橋

木津宗詮
2023年10月20日読了時間: 1分


10月17日 稽古場の床
家元の稽古のあと春日大社職員の稽古。冷泉為全(ためたけ)の賛になる岩倉具選(ともかず)画になる小男鹿図を掛けました。竹一重切花入に野紺菊と水引草を入れました。 霧はれてたちとさやかに 小男鹿乃の月や待らむ 夕ふくれの色 霧が晴れて、月を待つ小男鹿の立つ姿があらわになった夕ぐ...

木津宗詮
2023年10月20日読了時間: 1分


10月2日 稽古場の床
稽古場の床に小堀遠州筆になる冷泉為頼宛書状をかけました。貴船菊と白萩、野地菊、段菊、縞蘆をを11代一指斎好みの昔籠に。この籠は7代直斎の百回忌の記念に一指斎が好み百個造らせたものです。 内々御契約申候、拙者一首一紙 書進之也 恐惶謹言 月前暁鐘...

木津宗詮
2023年10月6日読了時間: 1分


9月20日稽古場の床
祇園の稽古場の床は、江戸時代後期の公家千種有功の「擣衣」です。花は木槿と段菊、秋明菊、金水引草、萩、矢筈薄を手付籠にいれました。 擣衣 正三位有功 やまかつのあさの ころもハたゝひとつ うつもしもよを なとかさぬら む...

木津宗詮
2023年9月24日読了時間: 1分


9月21日稽古場の床
霊鑑寺宗栄女王の「月」懐紙を床に掛けました。その前に手付籠置き秋草種々を入れました。 いつくにも今宵の 月をみる人は 心やおなし空に すむらむ (印) どれほど離れていても、どこで眺めていても、今宵の月を見る人の心は、濁りのない澄みわたる清らか...

木津宗詮
2023年9月24日読了時間: 1分
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