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3月3日 稽古場の床
春日大社の職員の稽古に有栖川宮7代韶仁親王の短冊を掛けました。 呉竹のよゝのみやこと聞からに きみは千とせのうたがひもなし 紫式部の曽祖父藤原兼輔の和歌です。花は加茂本阿弥椿と山茱萸を竹一重切花入に入れました。 『大和物語』に、伊勢のくににさきの斎宮おはしましけるときに、つ...

木津宗詮
2023年3月6日読了時間: 1分


2月24日 稽古場の床
鈴鹿の椿大神社の稽古でした。床に幕末・明治の公家正親町三條実徳の短冊「椿葉契深」を掛けました。 椿葉契久 呉竹の園生に根さす玉つはき もろ心にも千世をふぬらし 實徳 「玉椿」は椿の美称です。椿は長寿の常盤木とされ、永遠に瑞々しく緑をたたえた木としてめでたいものとして歌に詠ま...

木津宗詮
2023年2月24日読了時間: 1分


2月22日 稽古場の床
幕末・明治の公家正親町三條実徳の短冊「椿葉契深」です。 椿葉契久 呉竹の園生に根さす玉つはき もろ心にも千世をふぬらし 實徳 呉竹が植えられた庭に根をしっかりと張った椿。私の心も千代にわたりあなたと同じです。 「玉椿」は椿の美称です。椿は長寿の常盤木とされ、永遠に瑞々しく緑...

木津宗詮
2023年2月22日読了時間: 1分


2月18日 稽古場の床
幕末の大徳寺住持大綱宗彦賛、同じく幕末から明治初期にかけて京都で活躍した絵師塩川文麒麟画になる田家梅図です。白玉椿と三千年椿・水仙を粉引瓢形花入に入れました。 かくはしき人や住らん埋火の 空たきならぬ梅の下庵 大綱 百花に先駆けて春の訪れを知らせる梅の花になぞらえた「梅が香...

木津宗詮
2023年2月18日読了時間: 1分


2月16日 稽古場の床 2
床に江戸時代中期の国学者富士谷御杖(ふじたにみつえ)二首詠草です。 年かな こりてやくれし こりに いのこりに いはかねのゆきの朝こり としの くれによセる 御杖 けり きに 春は 心さたまる 花ミむと よしの丶山に 三よし野の 年の始めに...

木津宗詮
2023年2月17日読了時間: 1分


1月24日 稽古場の床
江戸中期の公家で冷泉家17代当主冷泉為章筆になる源俊頼の和歌を掛けました。花は巌根絞りと梅を唐銅鶴首に、柳釘には黒田宗傳作の青竹尺八花入に綰柳を入れました。書院に当代大樋長左衛門の兎香合を飾りました。 神代よりひさしかれとやうこきなき いわねにまつのたねをうへきむ

木津宗詮
2023年1月25日読了時間: 1分
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