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9月21日稽古場の床
霊鑑寺宗栄女王の「月」懐紙を床に掛けました。その前に手付籠置き秋草種々を入れました。 いつくにも今宵の 月をみる人は 心やおなし空に すむらむ (印) どれほど離れていても、どこで眺めていても、今宵の月を見る人の心は、濁りのない澄みわたる清らか...

木津宗詮
2023年9月24日読了時間: 1分


大樋焼 飴釉平茶碗 ますかゝみ
昨日の自宅の稽古で使った大樋焼飴釉平茶碗です。先先代家元愈好斎が「ますかゝみ(増鏡)」と銘をつけています。 作者の加藤長寿は大正6年に二代長寿を名乗り、金沢で作陶しました。昭和5年三代聿斎宗泉が貞明皇后の青山大宮御所の秋泉御茶室を造営した時、三千家と藪内家、木津家で御道具を...

木津宗詮
2023年9月15日読了時間: 1分


9月14日 稽古場の床
夜の自宅の稽古の掛物は、仙厓の月下打砧画讃です。一指斎好み昔籠に秋海棠、野路菊、木槿、金水引草、水引草、矢筈薄を入れました。かつて中国浙江省の天目山に赴いた時に、民家で使っていた砧を譲ってもらいました。それを書院に飾りました。 古人の所詠 乳もらふ 来る夜々更けて 砧かな...

木津宗詮
2023年9月15日読了時間: 2分


いったい誰が悪いのか?
おとぎ話『舌切り雀』のお話しはみなさんご存じのことと思います。以前からわたしはとても不思議に思っていることがあります。大体、お婆さんが作った糊を食べた雀が悪いのであり、舌を切ったお婆さんはやりすぎですが。それと夫のおじいさんは、お婆さんのことはおかまい無しで、雀のことばかり...

木津宗詮
2023年9月13日読了時間: 1分


9月7日 稽古場の床
天龍寺221世の桂洲道倫の一行「欲識真茶味須参趙老禅・真の茶味を識(し)らんと欲(ほっ)せば須(すべら)く趙老(じょうろう)の禅に参ぜよ」です。床柱に葡萄籠を掛け秋海棠と野路菊、アケビを入れました。 趙老とは、有名な禅語「喫茶去(きっさこ)」のエピソードのもとになった中国・...

木津宗詮
2023年9月8日読了時間: 2分


8月24日 稽古場の床
昨日は七夕の翌日でした。六日の菖蒲ではないですが、稽古で飛鳥井雅威賛になる土佐光貞の梶鞠図を掛けました。 幾千世の秋も かはらし 天河 こよひ あふせの 庭の梶鞠 雅威 今年も冷泉家の乞巧奠で流れの座で歌を詠みました。今年の乞巧奠はかつてない暑さでした。初秋の涼風も熱風とな...

木津宗詮
2023年8月25日読了時間: 1分
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