木津宗詮4月20日1 分十八公食篭初代松斎宗詮が一乗院門跡尊應入道親王から拝領した珠光好みの「十八公食篭」です。「十八公」とは「松」の別名です。「松」という漢字を分解すると「十・八・公」になります。蓋と身にこの文字が配され、また形を松に見立ています。そうしたことからこのように呼ばれています。もともとは珠光ゆ...
木津宗詮4月19日2 分帝王の風格後水尾天皇の宸翰です。 返/\なを 掛香之 よく 知人に 方の 尋 事 候へく候 かしく 仰下 され候 則書付 進之 候へく候 掛香の方の事、仰せ下され候、 則ち書付、これを進じ候べく候 返す返す、なをよく知人に尋ね候べく候 かしく...
木津宗詮4月18日1 分4月18日 稽古場の床2自宅稽古場の掛物は賀茂季鷹自画賛になる朧月図です。細川護光作伊賀焼筒花入に赤玉椿と小手毬を入れました。 佐保姫の霞の袖につ丶みても にほひこほる丶春夜月 春を司る女神の佐保姫(さほひめ)がいくら衣の袖に包んでも、包みきれないのが春の月の美しさと気品です。...
木津宗詮4月18日1 分4月18日 稽古場の床1本日の奈良稽古場の床は、明治の御歌所寄人(おうたどころよりゅうど)の須川信行賛になる望月玉溪画「蝶図」です。紫蘭を雲鶴青磁花入に入れました。 ただ一つ遊ぶと見えし花影の 蝶は二つにいつなりにけむ 一匹の蝶だと思っていたところ、実は二匹の蝶が重なって花の間を飛んでいたのです。...