木津宗詮1月17日1 分ラッパ昔から豆腐屋は店と流しで商品を売っています。流し売りはラッパを鳴らしながらその音で客に知らせながらリャかーに豆腐や油揚げ、厚揚げ、飛竜子などを売り歩きます。ちなみに関西は手でゴムのところを握って音を出し、関東は口でラッパを鳴らすのだそうです。今はこの関西型ラッパは作られてな...
木津宗詮1月7日2 分七草一月七日は五節句のひとつである「人日(じんじつ)」です。正月一日から六日までは獣畜を占い、七日目になって人を占う日とされていたことが起源となっています。一日を鶏の日、二日を狗(犬)の日、三日を猪(豚)の日、四日を羊の日、五日を牛の日、六日を馬の日とし、それぞれの日にはその動...
木津宗詮2023年12月31日1 分尽きせぬ京都鶴屋の「尽きせぬ」です。先日の湊川神社月釜で差し上げました。小倉の蒸し羊羹に麩焼を継ぎ目がわからないように巻いています。とても手間のかかったお菓子で、麩焼のこくとあっさりとした甘さの美味しいお菓子です。 これから新しい年を迎えるにあたり、無限ループのように、尽きぬ時の流...
木津宗詮2023年12月25日1 分12月23日 稽古場の床南宗寺吹毛軒老師の一行「山童隔竹敲茶臼(さんどうたけをへだててさきゆうをたたく)」です。床柱に竹一重切花入に大神楽と花吹雪、臘梅を入れました。 出典は中唐の詩人王維の詩です。 山に住む子供が、竹藪の向こう側で茶臼を搗(つ)いている音だけが聞こえてくる、そのような光景を詠んだ...