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12月24日 稽古場の床
年内最後の稽古です。東京の稽古場の床に幕末の大徳寺の拙叟和尚の「無事日月長」を掛けました。床柱に粉引瓢花入に侘助と臘梅です。拙叟お相は木津家二代得浅斎の参禅の師にあたり、わが家とはは格別縁の深い方です。 茶の湯では一年の終わりに「今年も平穏に無事に終えることができた」という...

木津宗詮
2023年12月25日読了時間: 1分
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12月23日 稽古場の床
南宗寺吹毛軒老師の一行「山童隔竹敲茶臼(さんどうたけをへだててさきゆうをたたく)」です。床柱に竹一重切花入に大神楽と花吹雪、臘梅を入れました。 出典は中唐の詩人王維の詩です。 山に住む子供が、竹藪の向こう側で茶臼を搗(つ)いている音だけが聞こえてくる、そのような光景を詠んだ...

木津宗詮
2023年12月25日読了時間: 1分
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12月21日 稽古場の床1
本年最後の自宅の稽古でした。床に大綱和尚の鐘画賛を掛けました。花入は南蛮粽、花は西王母と臘梅です。 除夜 八十一翁大綱 うき事をはらひつくしてけふハたゝ 明日立春をまつ斗り也 少し早いですが除夜の鐘の歌です。今年一年の心を悩ました事や辛い事を除夜の鐘がすべて払ってくれます。...

木津宗詮
2023年12月22日読了時間: 2分
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12月19日 稽古場の床
今日は父の稽古場の納会です。床に初代松斎宗詮の参禅の師大綱和尚の筆画讃を掛けました。 大綱 歳暮 いそかしくことしもくれぬ老か身に 筆とらぬ日ハなき事にして 大綱和尚はまことに筆まめな人でした。安政7年(1860)に89歳で示寂(じじゃく)し、文化13年(1816)45歳の...

木津宗詮
2023年12月19日読了時間: 1分
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12月13日 稽古場の床
本日の祇園稽古場の床は、劇聖と謳われた9代目市川団十郎の長女2代翠扇の勧進帳の画賛です。弁慶が勧進帳を読む姿を描き、その台詞の「其徳廣大無量(そのとくこうだいむへん)」を賛として認めています。花は西王母と臘梅を安南染付の花入に入れました。...

木津宗詮
2023年12月13日読了時間: 1分
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12月7日 稽古場の床
江戸時代初期の大徳寺の天祐紹杲墨跡「聲 寒天僊夜更、無他事唯思」です。竹円窓花入に西王母と臘梅を入れました。 夜が更けるにつれ寒さが一段と増してくる。そんな中、他に何もない、ただ仏・真理・悟りの声のことだけを思っている。そうした情景の語だと南宗寺の田島碩應老師にご教示いただ...

木津宗詮
2023年12月12日読了時間: 1分
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12月9日 稽古場の床
永源寺の一絲文守(いっしぶんしゅ)の竹に雀の絵を掛けました。 一絲文守は公家の岩倉家の祖である岩倉具堯(ともたか)の三男で、沢庵宗彭(たくあんそうほう)に師事し、沢庵が紫衣事件で出羽国に配流されると、これに従い、翌年に一人で京に戻りました。のちに愚堂東寔(ぐどうとうしょく)...

木津宗詮
2023年12月12日読了時間: 1分
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今日は最も大切な日のひとつ!
元大徳寺僧堂師家川島昭隠老師の「大燈国師五条橋下図」です。 乞者堆裏 被席生擒 依貪甘瓜 乞者(こつしゃ)堆裏(たいり) 席(むしろ)を被(かぶ)り生擒(せいきん)せらる 甘瓜(てんか)を貪(むさぼ)るに依って 髭を伸ばし乞食のような貧しい身なりで眼光するどい大燈国師は右手...

木津宗詮
2023年11月22日読了時間: 2分
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11月20日 稽古場の床
本日の稽古場の床は先々代家元愈好斎の「山色夕陽時」です。花は大神楽と菊を竹一重切に入れました。 『虚堂録』が出典で、 泉声中夜後 山色夕陽時 泉の音は真夜中過ぎから夜明け前の周りが静まっていている時がいい。山の色は夕日があたっているその時間がもっとも美しい。沈む夕陽が山...

木津宗詮
2023年11月20日読了時間: 1分
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