木津宗詮2023年10月31日1 分江口君堂江口は大阪市東淀川区にある地名で、淀川の河口部分にあたり、神崎の津とともに海上交通の要衝として古くからにぎわった所です。江口の遊女は室津の花漆と同じく、「遊女長者」と呼ばれるほどの地位にいました。 四天王寺に参詣する西行法師が、江口を通った時ににわか雨にあい仮の宿りを遊女に...
木津宗詮2023年10月30日3 分10月23日 稽古場の床1本日は旧暦9月9日重陽です。重陽は菊の節句として菊の着せ綿や、菊酒などで一般的です。 重陽では登高(とうこう)という厄払いも行われました。登高とは重陽の日に山に登って災厄をはらう行事をいいます。そのはじめは中国清代に書かれた北京の年中行事を記した『燕京歳時記』に、...
木津宗詮2023年10月27日2 分十三夜江戸前期の大徳寺169世、天祐紹杲(てんゆうじょうこう)の一行「牀前看月光」です。 牀前看月光 天佑叟(印) 牀前看月光(しょうぜんげっこうをみる) 出典は李白の「静夜思(せいやにおもう)」です。 静夜思 李白 床前看月光 疑是地上霜 挙頭望山月 低頭思故郷...