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3月21日 稽古場の床
大徳寺の大綱和尚の一行「花開自蝶来」です。花は三夜荘椿と白玉椿、土佐水木を竹置筒に入れました。三夜荘は西本願寺の大谷光尊が宇治に営んだ別荘「三夜荘」にちなみます。三夜荘に原木があり、一重で白地紅吹掛小絞になる椿で、昭和58年に発表された新しい椿です。...

木津宗詮
2024年3月30日読了時間: 2分


3月21日 稽古場の床2
夜の稽古の床は、松平不昧公の賛になる狩野栄川院の画像を掛けました。前に須田菁華作になる三代聿斎宗泉好みの香炉を丸香台に載せ、床柱に七代中川浄益の青銅経筒に加茂本阿弥と土佐水木を入れました。 不昧公の賛は公の参禅の師である大巓和尚の利休居士像の賛語の写しです。...

木津宗詮
2024年3月30日読了時間: 1分


3月11日 稽古場の床
黄檗山万福寺第2世木庵性瑫(もくあんしょうとう)筆になる茶の置字を掛け、伊賀焼耳付花入に菜の花と桃を入れました。 茶 相対不用 千杯酒一盞 清茶也酔人 黄檗木庵(印) 茶 相い対して千杯の酒を用いず、 一盞(いっさん)の清また茶人を酔わす...

木津宗詮
2024年3月17日読了時間: 1分


2月19日 稽古場の床
南禅寺334世、南禅寺派7代管長加藤至道筆になる一行「弄花香満衣(はなをろうせばかおりころもにみつ)」を掛け、井村侊生作信楽蹲花入に西王母と白梅・水仙を入れました。 出典は、唐代の詩人于良史作『春山夜月』という題の五言律詩です。 春山勝事(しようじ)多し...

木津宗詮
2024年2月19日読了時間: 1分


3代聿斎宗泉好み松大棗
河合漆仙の作になり、聿斎が『和漢朗詠集』松の源順の詩句「十八公栄霜後露一千年色雪中深」を漆書しています。 十八公の栄は霜の後に露(あら)はれ 千年の色は雪の中(うち)に深し 松のほまれは、霜の降ったあとにもその色を変えないことによってあらわれます。その一千年の緑の色は白雪の...

木津宗詮
2024年2月8日読了時間: 1分


1月25日稽古場の床
元妙心寺管長で大徳寺僧堂師家であった川島昭隠の白紙賛「好雪片々不落別處」を掛け、先日鈴鹿の椿大神社でいただいた紅白の椿と蝋梅を竹一重切花入に入れました。 天から舞い降りる雪はすべて定められた所に、落ちるべき場に舞い落ちてゆきます。ここにだけたくさんとか、あそこは降らないとい...

木津宗詮
2024年1月30日読了時間: 1分


素晴らしい時 楽しみはまだ半ば
一昨日、多くの皆さんのおかげでようやく今年の点初を無事に終えることができました。終了後、家に道具を持ち帰り。型付けを最後まで手伝ってくれた社中と祝いの杯をあげて盛り上がりました。本当にありがとうございました。 本当に素晴らしいひとときでした。...

木津宗詮
2024年1月29日読了時間: 2分


12月24日 稽古場の床
年内最後の稽古です。東京の稽古場の床に幕末の大徳寺の拙叟和尚の「無事日月長」を掛けました。床柱に粉引瓢花入に侘助と臘梅です。拙叟お相は木津家二代得浅斎の参禅の師にあたり、わが家とはは格別縁の深い方です。 茶の湯では一年の終わりに「今年も平穏に無事に終えることができた」という...

木津宗詮
2023年12月25日読了時間: 1分


12月23日 稽古場の床
南宗寺吹毛軒老師の一行「山童隔竹敲茶臼(さんどうたけをへだててさきゆうをたたく)」です。床柱に竹一重切花入に大神楽と花吹雪、臘梅を入れました。 出典は中唐の詩人王維の詩です。 山に住む子供が、竹藪の向こう側で茶臼を搗(つ)いている音だけが聞こえてくる、そのような光景を詠んだ...

木津宗詮
2023年12月25日読了時間: 1分


11月20日 稽古場の床
本日の稽古場の床は先々代家元愈好斎の「山色夕陽時」です。花は大神楽と菊を竹一重切に入れました。 『虚堂録』が出典で、 泉声中夜後 山色夕陽時 泉の音は真夜中過ぎから夜明け前の周りが静まっていている時がいい。山の色は夕日があたっているその時間がもっとも美しい。沈む夕陽が山...

木津宗詮
2023年11月20日読了時間: 1分
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