木津宗詮2023年11月8日1 分11月8日 稽古場の床本日の祇園稽古場の床は、香川景樹の紅葉二首詠草です。 十月十九日東福寺に もうてる道にて客 よりみせる二首の題 景樹 紅葉所々 もみち葉は野にも山にも 盛にてまつ散ものは 心なりけり ゝゝ欲散 紅葉はゝ風のわたるも あやふきを天にかよへる 橋の名もうし...
木津宗詮2023年11月8日2 分立冬今日は立冬です。旧暦(太陽太陰暦)9月19日。今年は旧暦(太陽太陰暦)では閏年にあたり5月の次に閏5月がありました。だから通常は1年が12ヶ月ですが、今年は13ヶ月あります。 旧暦は太陽と月の運行を実際に観測し、暦の1ヵ月は新月(朔日)からスタートし次の新月(朔日)の前日ま...
木津宗詮2023年11月8日1 分虫明焼 時雨傘茶碗虫明焼の時雨傘茶碗です。形が逆円錐形で傘を表して、斜線で時雨、紅葉の絵が描かれています。機転の効いた絶妙の茶碗です。車線と紅葉の絵で時雨を感じる日本人の感性がとても素晴らしいとおもいます。 毎年炉開きのこの時期に必ず使う茶碗です。
木津宗詮2023年11月7日1 分11月7日 稽古場の床2夜は春日大社職員の稽古。床に先々代家元愈好斎の一行「萬歳萬々歳」を掛けて炉開きを祝いました。 愈好斎の門人水谷川忠麿(紫山)は、戦後最初の春日大社宮司でした。かつて一乗院門跡に初代松斎宗詮が稽古をしていました。一乗院最後の門跡が還俗し、新たに水谷川男爵家を立て、その初代忠起...