木津宗詮2023年8月19日1 分8月16日の稽古場の床今日の稽古の掛物は江戸初期の公卿飛鳥井雅章(あすかい・まさあき)の短冊「夏草」です。花は芙蓉と矢筈薄をタイ土産の籠に入れました。 夏草 しけるとてはらひし庭の夏草は なへての秋の花にをくれむ 雅章 生い茂るので切り払うけれども、夏草は次から次へと生えてくるので秋の草花よりも...
木津宗詮2023年8月17日3 分大文字幕末から明治にかけて活躍した大阪の長谷川貞信の 「都名所之内」如意嶽大文字の図です。 都名所之図 如意ヶ嶽大文字 京都五山送り火連合会のホームペジによりますと、 「五山の送り火」は東山如意ヶ嶽の「大文字」がもっともよく知られ、ほかに松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の...
木津宗詮2023年8月15日2 分念仏往生澄覚、すなわち冷泉為村の「念仏往生」の短冊です。 念仏往生 弥陀佛導引しるへ一すちに まよはさりとの誓たのもし 澄覚 阿弥陀如来のお導きを一筋に信じれば、迷わず極楽往生できるという如来の誓いが頼もしい。 阿弥陀如来は、梵名「アミターバ」といい、それを「阿弥陀」と音写し、「阿...