木津宗詮2023年5月6日3 分神話むかいしの端午の節句には、神功(じんくう)皇后の三韓征伐(さんかんせいばつ)や楠木正成などの勇ましい武人の絵や人形を飾り、子どもの健やかな成長と、またその徳にあやかり立派な大人になって欲しいとの親の願いが込められて飾られました。まさに万国共通の民族を問わぬ「親心」です。...
木津宗詮2023年5月5日1 分岩田喜八本日は端午の節句です。床に冷泉為泰の鯉詠草を掛け、花菖蒲を染付高砂写花入に入れました。 (花押) 岩かねを 落くる 田 喜八 百年もたへす のほれる 鯉や嬉し き 為泰のこの歌は「鯉の滝登り」の故事をふまえたものです。みごとな岩盤から落ちてくる滝を百年絶えず登る鯉はうれしい...
木津宗詮2023年5月3日2 分日の丸川端龍子の日の丸(日章旗)図です。昭和4年(1929)の第五十八回式年遷宮(伊勢神宮)の記念のものです。軸が造営余材が用いられています。 「国旗及び国歌に関する法律(平成11年・1999)」の規定によれば、旗の形は縦が横の3分の2の長方形。日章の直径は縦の5分の3で中心は旗...
木津宗詮2023年5月2日2 分八十八夜八十八夜 夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みぢやないか あかねだすきに菅の笠 田中訥言の茶摘図です。覆下(おおいした)の茶園で、頭に手ぬぐいを被り、縞の着物に赤い前掛け姿の女性が茶を摘んでいます。茜襷はしていませんが、この前掛けは茜染めのようで...