木津宗詮2023年4月2日1 分4月1日 稽古場の床3代聿斎宗泉の雛画讃です。花は加茂本阿弥椿と金梅花を竹一重切花入に入れました。 夫婦(めおと)別礼儀正しき雛(ひいな)かな 聿斎(花押) 決して差別ではなく、それぞれに区別があるということです。 お雛さんというと3月3日ですが、どうも今の暦では実感がわきません。実際、桃の花...
木津宗詮2023年4月2日1 分形見の桜14年前に亡くなった実父の手植えの桜です、私が住まいする吉田に越してきた時に和歌山から持ってきて植えてくれた山桜です。 例年、花をあまりつけずに寂しく思っていたところ、社中で造園業の川崎さんが根を切っていじめてくれたおかげで、今年はとてもたくさんの花を咲かせました。今年はと...
木津宗詮2023年3月31日1 分松平不昧公もとは浄土宗江戸四ヶ寺のひとつ、芝の天徳寺にあった松平不昧公の墓です。関東大震災の被害に会った際、松江の月照寺に移されることになっていましたが、高橋箒庵が護国寺に移転しました。 初代松斎宗詮は大坂木津の願泉寺に生まれ住職として勤めます。四天王寺で雅楽を嗜み、寺を弟に譲り江戸...
木津宗詮2023年3月31日1 分柳緑花紅先々家元愈好斎の一行「柳緑花紅」です。 出典は中国北宋の蘇東坡が詠んだ漢詩の一節と伝えられています。 柳緑花紅真面目 柳はみずみずしい緑の枝を垂らし、花は美しい紅い花を咲かせています。これが本来のありのままの姿であるという意味です。柳も花も決して意図的にみずみずしい緑や、美...