木津宗詮2023年3月29日1 分春風有隣斎一行「春水来る」です。 白楽天(白居易)の「府西池」が出典で、 柳無気力条先動 池有波文氷尽開 今日不知誰計会 春風春水一時来 柳に気力なくして条(えだ)先(ま)づ動(うご)き 池に波文(はもん)ありて氷尽(ことごと)く開く 今日知らず誰か計会(けいくわい)せん...
木津宗詮2023年3月29日1 分利休忌家元の利休忌を終えて帰宅し、自宅の稽古場の床に松平不昧公の賛になる狩野栄川院の画像を掛けてお祀りしました。家元でいただいた利休饅頭を利休好みの千ノ字盆写しにのせて茶湯を供えました。 不昧公の賛は公の参禅の師である大巓和尚の利休居士像の賛語の写しを認めています。...
木津宗詮2023年3月28日1 分利休忌稽古場の床に松平不昧公の賛になる狩野栄川院の利休居士の画像を掛けてお祀りしました。不昧公の賛は大巓和尚の利休居士像の賛語の写しを認めています。 頭上之巾 手中之扇 制喫茶道 引紛奢人 頭上巾(きん) 手中の扇(せん) 喫茶の道を制し 奢人(しゃじん)を引紛(いんぷん)す...
木津宗詮2023年3月26日2 分春雨江戸中期の公家烏丸卜山(光胤・みつたね)の懐紙「春雨」です。「卜山」は光胤が入道したのちの号です。 日を経れば咲きそうもげに春雨の 恵みを木々の花の父母(かぞいろ) 春雨とは、春に降るやさしい雨のことをいいます。ようやく寒い冬が終わり、万物に春の陽気が満ち、人の心も朗らかに...