木津宗詮2020年3月10日5 分高山右近高山右近について興味をもっていたことから、平成25年(2013)に友人とともに右近終焉の地であるマニラを訪ねました。そして翌26年が右近の四百年忌(仏式)にあたり、その遺徳を偲びカトリック高槻教会で顕彰ミサ、引き続き高槻現代劇場文化ホールでパネルディスカッション行われそれに...
木津宗詮2020年3月7日3 分湯桶湯桶とは寒中湯を入れて蹲踞の湯桶石にのせる桶のことです。利休形は曲げの杉木地で、上部に弓なりの手を付け桶の上部を桜の皮で巻いて取り付け、蓋は割蓋で桶の底に四つ足がついたものです。 あらかじめ適温にした湯を湯桶に張り、迎付に出た時、蹲踞の水鉢の水を改めると給水口から湯桶を持ち...
木津宗詮2020年3月6日11 分直斎茶杓 鶯宿梅わび茶の開山村田珠光は大徳寺の一休宗純に参じ「茶禅一味」の境地を体得し、その弟子の武野紹鷗は同じく大徳寺の大林宗套(だいりんそうとう)に参禅しわび茶を深めました。そして千利休は笑嶺宗訢(しょうれいそうきん)に就いてわび茶を大成しまし、その後、千家の歴代は大徳寺の禅匠に参禅し...
木津宗詮2020年3月3日3 分是誰と売茶翁武者小路千家6代真伯の門人安田是誰は売茶翁と親交がありました。是誰の82歳の筆になる「昨日少年今白頭」という一行があります。この句の出典は、晩唐の詩人許渾(きょこん)の「秋思」という詩の一節です。以下にその全文を記します。 琪樹西風枕簟秋 楚雲湘水憶同遊 ...