木津宗詮4月21日1 分4月21日 稽古場の床本日の稽古の掛物は、裏千家5代不休斎の「猿回し」画讃です。花は唐椿に小手毬を伊賀焼耳付花入に入れました。 いとなみに まはさるゝのも 廻るのも まはりもちにて 世はたつたかな 千与三郎(花押) 営みというものは回されるのも回るのも、所詮はお互いに回り持ちで世の中成り立ってい...
木津宗詮4月21日1 分4月20日 稽古場の床本日の東京稽古場の床は、大徳寺の宙宝一行「今日残花昨日開(きょうのざんかきのうひらく)」です。 今日残花昨日開 前大徳松月老衲書(印) この世には残花なんて存在しません。全ての花は今日を盛りとして精一杯咲いています。「残花」とは人が勝手にそう呼んでいるだけです。宙宝和尚は残...
木津宗詮4月20日1 分十八公食篭初代松斎宗詮が一乗院門跡尊應入道親王から拝領した珠光好みの「十八公食篭」です。「十八公」とは「松」の別名です。「松」という漢字を分解すると「十・八・公」になります。蓋と身にこの文字が配され、また形を松に見立ています。そうしたことからこのように呼ばれています。もともとは珠光ゆ...
木津宗詮4月19日2 分帝王の風格後水尾天皇の宸翰です。 返/\なを 掛香之 よく 知人に 方の 尋 事 候へく候 かしく 仰下 され候 則書付 進之 候へく候 掛香の方の事、仰せ下され候、 則ち書付、これを進じ候べく候 返す返す、なをよく知人に尋ね候べく候 かしく...