木津宗詮4月6日読了時間: 1分右近の橘三代聿斎宗泉の右近の橘橘茶杓です。土御門天皇の御製「水の色に花の匂をけふそへて千歳の秋のためしとそみる」を銘とし、箱に「御苑右近橘一枝 宗泉謹作(花押)」、甲に「御茶則」と認めています。茶杓の裏に桜の花を二輪蒔絵を施し、右近の橘、左近の桜の気持ちです。
木津宗詮4月5日読了時間: 1分大應国師普光塔後宇多天皇遺髪塚にお参りしました。御堂の中に遺髪塚と大應国師(南浦紹明)の普光塔が祀られています。現在、大応国師の塔所である龍翔寺は大徳寺の山内にありますが、元々この地に後宇多上皇が離宮柳御所を寄進して建てらました。のちに大徳寺山内に移転し、明治初年に廃寺となりました。大正...
木津宗詮4月3日読了時間: 1分観桜茶会平安神宮観桜茶会を無事に終えることができました。あいにくの悪天候にも関わらずお出ましいただきました方には厚く御礼申し上げます。 雨降りということで、床に江戸時代の公家烏丸卜山(光胤)の春雨懐紙を掛け、古銅熨斗形花入に卜半椿と利休梅を入れ、利休居士四百年遠忌の折に三笠宮さんか...
木津宗詮4月2日読了時間: 1分永楽妙全作 倣乾山雲錦茶碗古今和歌集」の仮名序に、「秋の夕べ竜田川に流るるもみぢをば、帝の御目に錦と見たまひ、春のあした吉野の山のさくらは人麿が心には雲かとのみなむおぼえける」とあり、古くから桜花を雲として、紅葉を錦にたとえています。それを図柄にした雲錦は茶碗をはじめ水指や鉢などに描かれ春秋に限らず...
木津宗詮4月2日読了時間: 1分桜尽くし和田桐山作桜絵茶碗です。 桜尽くしです。初代の和田桐山は三代聿斎宗泉が指導をしていろんな好みの茶碗や水指を使っています。また家元愈好斎の好みも作っています。流儀とは縁の深い職人でした。
木津宗詮4月1日読了時間: 1分4月1日 稽古場の床江戸時代後期の公家飛鳥井雅光賛・小倉豊季画「柳桜図」です。 あをやきの 糸にもかけて 匂ふなり 場は桜の 花のゆふはへ 場(にわ)とは蹴鞠を行う鞠庭のことです、四隅に懸かり木または式木(四季木)として松・桜・柳・楓の双生樹を植えます。「匂ふ」はにおいを鼻に感じるという意味の...
木津宗詮4月1日読了時間: 1分団子皿本日から始まる「都をどり」は、明治5年の創始になる祇園甲部の芸妓・舞妓による舞踊公演です。「ヨーイヤサー」の掛け声とともに総をどりで幕が開け、爛漫の春、夏、錦秋の秋、深雪の冬、そして再びの春の花見で幕を閉じる、京の春を彩る華やかな風物詩です。...
木津宗詮4月1日読了時間: 1分杉木普斎手作り黒茶碗小ぶりな茶碗で高台脇に「普斎」の名と花押が彫られています。普斎は参詣者や信者の為に祈祷、案内をし、参拝・宿泊などの世話をする伊勢の外宮の御師です。宗旦門下でその四天王の一人とされ、千家の利休の侘茶を「正風の茶の湯」として各地に広めました。また宗旦没後、武者小路千家の一翁宗守...
木津宗詮3月31日読了時間: 1分三好野(三吉野)有隣斎の銘になる小西平内作黒茶碗「三好野」です。箱の甲に、 春たつといふばかり にやみよしのの山も かすみて けさは 見ゆ らん と『拾遺和歌集』の壬生忠岑の和歌が認められています。暦の上では立春を迎え春になったというものの、今朝見る吉野山は春霞で霞んで見えるようだ。...
木津宗詮3月30日読了時間: 1分3月14日 稽古場の床23代聿斎宗泉の竹画讃を掛け、安南染付花入にクリスマスローズを入れました。 そのかけかおらか世界や雀の子 露真 (印) 取り合わせの良いもの、調和して絵になるものとして松に鶴、梅に鴬などがあります。竹に雀もそのひとつです。...
木津宗詮3月30日読了時間: 1分3月14日 稽古場の床有隣斎筆横物「柳緑花紅」です。花は加茂本阿弥と西王母、木瓜を唐銅熨斗形花入に入れました。そして書院に初代松斎宗詮書付の貝香合を利休三百五十年忌記念の利休梅帛紗に載せ、袋棚にはアンコールワットの石を桂盆に飾りました。
木津宗詮3月30日読了時間: 2分3月17日 稽古場の床一啜斎筆になる道歌を掛けました。加茂本阿弥と西王母・山茱萸を一指斎の竹置筒「竹の葉山」に入れました。 すくなるも又曲れるも おしゑ草茶湯に ふたつ無きとこそ しれ 枝雲庵宗守(花押) 真っ直ぐにありのままに教えるのも、曲がった素直でない教えも、どちらも茶の湯の教えです。まっ...