木津宗詮2023年4月9日2 分斎号平成16年(2004)の春、家元祖堂で当代家元不徹斎宗匠より乱飾の相伝を受けました。それに併せて斎号も頂戴しました。 今年より 千代の春をも 契り見ん 若木の桜 庭に移して 不宣 右ニ依リテ命名「桜斎」 甲申秋 宗守(花押) 写真はこの時、不徹斎宗匠の「桜斎号」の軸です。...
木津宗詮2023年4月9日1 分形見の花実父が亡くなって今日で17年の歳月が過ぎました。娘が3歳で息子が生後半年の時でした。30年ほど前に今の家に転居した時に父が植えた山桜が見事に育ち幹の周りの直径が約50センチになり、今年は格別見事に花をつけました。なお、父が植えたときは直径3センチほどの小さな樹でした。毎年社...
木津宗詮2023年4月8日2 分4月8日 稽古場の床本日は釈迦の誕生日である灌仏会・花祭りにちなみ、床に拙叟宗益讃になる狩野永岳画誕仏図掛けました。時代の華籠に種々の椿の花を載せました。 天上有星皆向北 人間無水不朝東 人間天上長如是 成仏渡生此脱空 前大徳拙叟盂盥焚拝題(印) 天上に星有り皆北を向く...
木津宗詮2023年4月8日1 分3月7日 稽古場の床春日大社の床に烏丸光胤の春雨の懐紙掛けました。 詠春雨和歌 卜山 日をふれは咲そうも けにはるさめの恵 を木々の花のか 楚伊路 花を散らす憎い春雨も、木々にとっては慈しみ深い大切な父母です。なお卜山は光胤が入道したのちの法名です。