木津宗詮2023年2月24日1 分2月24日 稽古場の床鈴鹿の椿大神社の稽古でした。床に幕末・明治の公家正親町三條実徳の短冊「椿葉契深」を掛けました。 椿葉契久 呉竹の園生に根さす玉つはき もろ心にも千世をふぬらし 實徳 「玉椿」は椿の美称です。椿は長寿の常盤木とされ、永遠に瑞々しく緑をたたえた木としてめでたいものとして歌に詠ま...
木津宗詮2023年2月21日1 分天の岩戸戦国時代の公卿近衛尚通の短冊です。 久かたの天の岩戸のむかしより 明れハかすむ春ハきにけり 尚通 立春で春が立ったというのに、また真冬に逆戻りです。明日からは再び暖かくなるとのこと。楽しみにしています。岩戸が再び閉じないようにしっかりと蓋をしてしめ縄を何重にも張ってください。
木津宗詮2023年2月15日1 分吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)吉祥院天満宮は、同宮の由緒によると北野天満宮より早く創建された最初の天満宮とのことです。 菅原道真公の祖父清公公が遣唐使として唐へ向かう途中に嵐に遭遇した時、吉祥天女の霊験により難を逃れ、帰国後、清公公または父の是善公が自らの邸内に吉祥天女を祀り氏寺吉祥院としたことによるそ...
木津宗詮2023年2月12日2 分2月11日 稽古場の床戦前の日本画家新見虚舟の久米舞(くめまい)図を掛けました。昭和15年(1940)に紀元二千六百年を記念して描かれた絵です。 久米舞は、宮中の儀式で舞われる国風歌舞(くにぶりのうたまい)の一つで、現存する日本最古の歌舞とされています。神武天皇の東征の際に、...